鹿角のいいこと

松館天満宮三台山獅子大権現舞

 各所で桜が満開となり春真っ盛りの鹿角では、毎年4月25日の松館菅原神社例祭に奉納される「松館天満宮三台山獅子大権現舞」が、今年も披露されました。

 松館菅原神社に伝わる権現舞は、主神である学問の神様としても有名な菅原道真に因み、地元住民からは「天神さんのお神楽」と呼ばれていて、秋田県の無形民俗文化財にも指定されています。

 境内に設けられた舞処では、決められた順序で様々な舞が奉納され、今年1年の五穀豊穣と悪疫退散を祈ると共に、権現舞の終了後には、地元の子供たちの無病息災と学業成就を祈願して、獅子頭で噛む所作も行われました。

 また、火伏せと無病息災を祈願し、煮えたぎる窯の湯を笹束で振りまくダイナミックな所作が見どころの「湯立の神事」や、稲の作況を占う「作占いの儀」も行われ、今年は晩成種の作況が良くなるという結果が出たとのことです。かなり気が早いですが収穫の秋に期待ですね。

2016.04.25

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