関小市商店・美人唎酒師に聞く
お題 特徴のある鹿角、3つの醸造所!
みなさん、初めまして!「関小市商店」で日本酒と焼酎の唎酒師の資格を持ち、日本酒の会や試飲会などを開催している佐藤景子です。
今回から、私が鹿角で造られているお酒の魅力や、一緒に食べてもらいたい鹿角の料理などを紹介していきます。
また、毎回一軒、鹿角にゆかりのあるお店の紹介もしていきます。「今宵は鹿角のお酒で一杯やりたいな」なんて思っていただけたら幸いです。
さて、今回は鹿角市内にある、3つの醸造所をご紹介します。
ひとつは言わずと知れた鹿角の地酒・千歳盛を作り続けている「かづの銘酒」。代表銘柄は「特別純米酒 左多六」や「純米吟醸 花輪ばやし」などです。「極寒仕込み」として、鹿角の厳しい冬の間に仕込まれています。2017年春に行われた「平成28酒造年度 全国新酒鑑評会」にて、見事金賞を受賞しました。名だたる銘酒の中に並ぶ、千歳盛の快挙です!
ふたつめはマルコー食品醸造所。ここで造られている「十和田ワイン」は、古くから地元鹿角で親しまれ、県内外で知名度が高い。ニホンヤマブドウという十和田八幡平のある、北東北で自生、栽培されたブドウを原料にしています。
そして3つめは「ワイナリーこのはな」。創業は2010年。お隣の小坂町鴇(ときと)にある自社農園で「小公子」というヤマブドウ品種などを栽培、それを使ったワイン作りをしています。今年5月から運行が始まったJR東日本豪華クルーズトレイン「トレインスイート四季島」のツアー内で、鴇ワインの提供が決定されました! あぁ…私も四季島に乗ってワイングラス片手に…とかやってみたい。…失礼、ちょっと妄想の彼方に行ってました。もちろん、四季島に乗らなくても、鴇は飲めます。お試しあれ!
今宵の一軒
東京都内にある秋田料理の名店として知られている「わったりぼうず」。実は店長さんは鹿角出身! スタッフにも、数名鹿角出身者がいるんだとか。県内はもちろん、鹿角の料理とお酒が並びます。メニューには鹿角ホルモンもあります。また、時期になると鹿角産の山菜も!
東京都品川区西五反田1-7-1 B1F 電話 03-3491-3808
(JR五反田駅徒歩1分)
株式会社関小市(せきこいち)商店
1933年創業の「関小市商店」は花輪アーケード商店街にある酒販店。店内には全酒類を網羅しており、地元の酒販店として親しまれている。5代目にあたる看板娘の佐藤景子さんは、母である現社長と二人三脚で経営。
鹿角市花輪字中花輪132 ☎0186-22-1255
営業時間 9:00~20:00(年中無休)